【書評】『億までの人・億からの人』で習慣化の本質に気づいた

「習慣化って、結局“根性”でしょ?」 そんなふうに思っていた私が、今では毎週欠かさず筋トレを続け、朝5時に起きてジムに通い、さらに英会話レッスンも継続中――。 そのきっかけとなったのが、ビジネス書『億までの人・億からの人』(著:大嶋祥誉)です。
この記事では、この本の習慣化に関する考え方を中心にレビューしつつ、私自身の変化についてもご紹介します。
『億までの人・億からの人』とは?
タイトルから「お金の話?」と思われがちですが、実際には「思考・行動・習慣」の違いにフォーカスした自己成長の書。 “億まで”=努力型、“億から”=習慣型という対比があり、成功者の行動パターンを分析しながら、読者自身の「習慣の質」を問い直してくれます。
習慣化の本質は「仕組み化」と「即レス」
この本で最も刺さったのが、以下の2つのキーワード:
① 習慣は“意志”ではなく“仕組み”でつくる
「やる気が出たらやる」ではなく、「やるしかない環境をつくる」ことが重要。 たとえば、筋トレなら:
- ウェアを前夜に準備しておく
- ジムの予約を入れておく
- 朝5時に起きるために21時にはスマホを手放す
英会話も同じです。 私の場合、NativeCampの「デイリーニュース」を毎朝読むことを習慣にしました。 教材が毎日更新されるので飽きず、音声付きでシャドーイングもできる。 しかも、即レスで講師と話すことで、アウトプットの習慣も自然に身につきました。
② 即レス=思考停止ではなく、行動の加速装置
「迷ったら即レス」「考えすぎず、まず動く」――この考え方が、私の行動力を一気に変えました。 筋トレも英会話も、「やるかどうか」ではなく、「やると決めたら即行動」。 結果、週3回のトレーニングと、ほぼ毎日の英語インプットが習慣になりました。
この本を読んで起きた変化
- 筋トレ習慣が定着:週3回、朝5時起きでジムへ。今では「やらないと気持ち悪い」レベルに。
- 英会話も継続中:NativeCampで毎朝インプット+週数回のレッスン。英語が“生活の一部”に。
- 時間の使い方が変わった:SNSやスマホに使っていた時間を“仕組みづくり”にシフト。
- 即レス思考で迷いが減った:仕事・家庭・ブログ運営でも「まずやってみる」が基本に。
習慣化したい人におすすめの読み方
- 1章ずつ読むより、まず「習慣化」の章を集中して読む
- 読みながら、自分の生活に当てはめてメモを取る
- 読後すぐに「小さな仕組み」を1つ作ってみる(例:朝のルーティン)
読後の変化とおすすめポイント
この本を読んで特に印象に残ったのは、「習慣は意志ではなく、環境で決まる」という考え方です。これまで私は、続けられないのは自分の根性が足りないからだと思っていました。でも著者は、成功者ほど“仕組み”で習慣を守っていると語ります。たとえば、朝のルーティンを固定することで迷いを減らし、集中力を高める工夫など。私自身も、英語学習や子育ての中で「やる気」より「仕組み」を意識するようになり、無理なく続けられるようになりました。駐在生活のように変化の多い環境では、こうした習慣設計がとても役立ちます。読後は、自分の生活を見直すきっかけにもなり、ただの書評ではなく“行動につながる読書”になりました。
まとめ:習慣は“気合”じゃなく“設計”でつくる
『億までの人・億からの人』は、単なる成功哲学ではなく、「行動を変えるための設計図」をくれる本です。 私自身、筋トレという“続かない代表”のような習慣と、英会話という“後回しになりがち”な学習を、両方定着させることができました。
もし今、「何かを変えたい」「でも続かない」と感じているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。 習慣化の本質に気づいたとき、あなたの毎日は確実に変わります。