クレカ戦略

【第0回】なぜアメリカのクレカはお得なのか?|アメリカ駐在クレカ戦略

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アメリカ駐在が始まると、まず必要になるのがクレジットカード。

でも、日本の感覚で「とりあえず1枚持っておこう」と思っていると、実はかなり損をしてしまうかもしれません。

アメリカのクレカは、単なる支払い手段ではなく、生活を豊かにする“戦略ツール”です。

この第0回では、なぜアメリカのクレジットカードが駐在者にとって“お得の宝庫”なのか、そして日本のクレカとどう違うのかを具体的に解説します。

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アメリカのクレカが日本よりお得な2つの理由

  1. 入会特典が豪華すぎる

    アメリカのクレカは、サインアップボーナスと呼ばれる入会特典が強力です。

    例えば、Chase Sapphire Preferredでは、$4,000の利用で60,000ポイント(約$750、約10万円相当の旅行に使える!)という特典がついています。

    Chase Sapphire Preferred公式リンク

    しかも、年会費は$95。年会費を支払っても、差し引き約$650の特典。

    これがカードを作るだけでもらえてしまうのです。

    また、AMEX Gold(アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード)では、6ヶ月以内に$6,000の利用で最大100,000ポイント(約$1000相当)を獲得できるキャンペーンが展開されることもあります。

    Amex Gold公式リンク

    年会費は$325とやや高めですが、Uber(UberEats含む)で使えるクレジットが毎月$10付与されたり($120/年)、Dunkinドーナツクレジットが毎月$7など、年間で$400以上の特典が付与されるため、実質的な負担はかなり軽減されます。

    一方、日本のクレカでは、入会特典はせいぜい2,000〜5,000円分のポイントやギフト券が一般的。

    年会費無料のカードでは、500円分のポイントがつけば良い方です。

    この差は歴然で、アメリカでは「クレカを作るだけで旅行代が浮く」レベルのインパクトがあります。

    これらのカードを3枚、5枚、10枚と作っていくと、一体いくらのポイントを獲得できるでしょう?

    実際にどれくらい得している?駐在者ブログの事例

    アメリカ駐在者向けのクレジットカード活用ブログでは、約2年間で410万円相当のポイントを獲得。

    航空券やホテル代をほぼ無料にした事例が紹介されています。

    他にも300万ポイント獲得など、たくさんの方がポイントを獲得しています。

    決して特別なことをしているわけでなく、誰でもできることなんです。

    ただし、いくつか注意しなければならないルールも存在します。

    駐在員という限られた期間でこの恩恵を最大限享受するには、戦略的にクレカを作成し、効率よくサインアップボーナスを獲得していくことが重要になってきます。

    アメリカ駐在クレカ戦略シリーズ」では、重要な注意点や初心者向けのカード選び、上級者向けの活用術まで、段階的に紹介していきます。

  2. ポイント還元率が高い

    アメリカのクレカは、日常の買い物でも1.5〜5%の還元があるカードが多く、スーパーやガソリンスタンド、レストランなどで使うだけでどんどんポイントが貯まります。

    例えば、Amex Goldは飲食店、レストランで4倍ポイント、Chase Freedom Unlimitedはすべての支払いで1.5%還元

    対して、日本のクレカの還元率は0.5〜1%が一般的

    楽天カードや三井住友カードなど一部のカードは1%を超えることもありますが、特定の店舗やキャンペーン時に限られることが多いです。

    つまり、アメリカでは「普通に生活しているだけでポイントが貯まる」仕組みが整っており、節約効果も大きいのです。

高額ポイントの理由はクレジットカード文化の違い

アメリカでは「クレジットカード=借金」ではなく、「信用を築くツール」として捉えられています。

日本では現金主義が根強く、クレカは“使いすぎが怖い”という印象もありますが、アメリカでは日常の買い物から公共料金の支払いまで、クレカが標準的な支払い手段です。

そのため、ほぼすべての人が複数枚のクレカを使い分けており、カード会社同士の競争は非常に激しくなっています。

顧客の囲い込みを狙って、高額な入会ボーナスやキャッシュバック、ポイント還元などの特典が次々と打ち出されているのが特徴です。

まさに“顧客の奪い合い”状態で、利用者にとっては嬉しい恩恵が多い市場と言えるでしょう。

駐在者が陥りがちな落とし穴

  • デビットカードしか使っていない → 信用スコアが育たない
  • 特典を知らずに損している → 年会費無料でも豪華な特典あり
  • 支払い遅延 → 日本より厳しく信用に響く
  • クレカを複数持っているが、使い方がバラバラ → ポイントが分散して効率が悪い

アメリカでは「クレカを持つこと」よりも「どう作るか・使うか」が重要です。

戦略的に選び、使い方を工夫することで、生活の質も経済的メリットも大きく変わります。

まとめ:クレカは「使う」より「活かす」

アメリカ駐在者にとって、クレジットカードは単なる支払い手段ではなく、生活を豊かにする戦略ツールです。

特典を受け取り、信用スコアを育て、保険を活用することで、駐在生活がぐっと快適になります。

このシリーズ「アメリカ駐在クレカ戦略」では、初心者向けのカード選びから、上級者向けの活用術まで、段階的に紹介していきます。

次回は、クレカ生活に欠かせない「クレジットスコア」について詳しく解説します。 クレジットスコアとは何か? どうやって作るのか? 生活にどう影響するのか? 駐在員や留学生が最初につまずきやすいこの仕組みを、初心者向けにわかりやすく整理します。

次回記事
【第1回】クレジットスコアとは?仕組みやスコアアップの具体策について解説|アメリカ駐在クレカ戦略
【第1回】クレジットスコアとは?仕組みやスコアアップの具体策について解説|アメリカ駐在クレカ戦略
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