アメリカでビジネスクレジットカードを申請する方法|5/24ルール対策と特典獲得の戦略|第16回アメリカ駐在クレカ戦略

アメリカでクレジットカード戦略を考えるなら、ビジネスカードの活用は必須です。
副業レベルでも申請可能で、個人カードとは異なるメリットが多数あります。
この記事では、なぜビジネスカードを作るべきなのか、パーソナルカードとの違い、申請方法、注意点、そしておすすめカードまでを徹底解説します。
申請画面の例として、AMEXのビジネスカードを使用します。
💡なぜビジネスカードを作るべきなのか?
理由①:より多くの入会特典を獲得するため
ビジネスカードは、個人カードと同様にサインアップボーナス(入会特典)が設定されており、むしろ個人カードよりも高額なケースも多いです。
例えば、Chase Ink Businessシリーズでは最大100,000URポイントがもらえるキャンペーンもあり、1枚で10万円以上の価値になることも。
理由②:Chaseの「5/24ルール」に対応するため
Chaseでは「過去24ヶ月以内に個人カードを5枚以上作成していると、新規申請が拒否される」という5/24ルールがあります。
このルールは個人カードのみがカウント対象で、一部のビジネスカードを除き、基本的にはビジネスカードは含まれません。
そのため、戦略的には:
- パーソナルカードを4枚までで一旦止める
- Chase Inkなどのビジネスカードを複数枚申請
- 5/24カウントが3枚に減ったタイミングで再びパーソナルカードを申請
👉このリズムを守ることで、効率的にサインアップボーナスを獲得し続けることが可能になります。
最終手段として、狙っているパーソナルカードで最高の限定オファーが来たときは、5枚目枠を使用して作成するという、柔軟性もあります。
逆に、パーソナルカードばかり作ってしまうと、すぐに5/24ルールに引っかかり、優秀なChaseカードが作れなくなるリスクも。

✅ビジネスカードとは?個人カードとの違い
項目 | パーソナルカード | ビジネスカード |
---|---|---|
枚数制限 | 24ヶ月で5枚まで(Chase 5/24ルール) | 制限なし |
承認の難易度 | 簡単 | 普通 |
ミニマムスペンド | $2,000〜$6,000程度 | $5,000〜$20,000程度 |
メリット | ・承認されやすい ・ミニスペンが少ない | ・作成枚数の制限がない ・特典が豪華 |
👉このように、ビジネスカードは申請のハードルが少し高いものの、特典や発行枚数の自由度が高く、長期的に見て非常に有利です。
👉事業実績がなくても「これから始める予定」で申請可能。AMEXは特に柔軟です。
📸申請画面の例:AMEX Business Card
AMEXの申請画面では、以下のような項目を入力します:
- Business Name(事業名)
- Business Address(住所)
- Business Type(業種)
- Annual Revenue(年間売上)→ $1,000以下は避ける。私は$12,000と記入
- Years in Business(事業年数)
- Number of Employees(従業員数)→ 最低「1」から。自分ひとりでも「1」でOK
- Personal Information(氏名・SSN・収入など)→配偶者の収入は世帯収入でOK

💡審査のポイントと通過率を上げるコツ
- 個人の信用スコアが重要(700以上が目安)
- 年収・事業収入は「見込み」でOK
- 住所・電話番号は同じでOK
👉AMEXは「関係構築型」の審査。過去にパーソナルカードのなど利用履歴があると優遇される傾向があります。
🎁おすすめのビジネスカード
カード名 | 入会特典 | 年会費 | 特徴 |
---|---|---|---|
Amex Business Gold | 最大100,000MRP | $375 | MRP大量獲得 |
Hilton Honors Business Card | 最大175,000 HiltonP | $195 | Hiltonポイント獲得 |
Chase Ink Business Unlimited | 最大90,000UR | $0 | 無料カードで$900のボーナス |
👉クレヒスに応じて選ぶのがポイント。Chaseに挑戦できるのはクレヒス構築1年以上から。
1年目はAMEXを中心に攻めるのがおすすめ。ヒルトンやMRPはポイントが使いやすい。
⚠️注意点とよくある質問
- Q:副業レベルでも申請できますか? → はい、Sole Proprietorとして申請可能です。
- Q:売上ゼロでも申請できますか? → はい、「見込み」でOK。ただし$1,000以上で記入するのが安全です。
- Q:従業員がいない場合は? → AMEXでは「0」が入力できないため、「1」と記入すればOKです。
- Q:審査に落ちたらどうすれば? → 3ヶ月後に再申請。別ブランド(Chaseなど)も検討。
まとめ|ビジネスカードは信用構築と特典獲得の鍵
アメリカでは、ビジネスクレジットカードは必須アイテム。 AMEXなら副業レベルでも申請可能。
5/24ルールを回避しながら、効率的にサインアップボーナスを獲得するには、パーソナルカードとビジネスカードを戦略的に組み合わせることが重要です。
