クレカ戦略

【第6回】アメリカ主要クレジットカード8社の発行ルール徹底解説|Chase・Amex・Citiなど比較|アメリカ駐在クレカ戦略

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この記事でわかること

  • アメリカの主要クレカ会社8社の申請ルールと審査基準
  • サインアップボーナスの取得条件と制限
  • 駐在員・留学生が気をつけるべきポイントと戦略

1. Chase(チェイス)

5/24ルール

  • 過去24ヶ月以内に5枚以上の新規クレカ(他社含む)を取得していると申請不可
  • 対象は個人カードのみ。ビジネスカードは一部例外あり

申請間隔

  • 30日間に最大2枚まで(1枚がビジネスカードの場合は1枚のみ)

ボーナス制限

  • 同一カードのサインアップボーナスは24ヶ月に1回
  • Sapphire Preferred / Reserveは48ヶ月に1回とさらに厳格

重複保有不可

  • Sapphire PreferredとReserveは同時保有不可

審査基準

  • スコア:700以上が目安、上位カードは740以上推奨
  • クレヒスが浅いと却下されやすい(渡米半年では難しい)

▶ 戦略:まずAmexやDiscoverでクレヒスを育ててから申請するのが安全

2. American Express(アメックス)

5枚ルール

  • 同時に保有できるクレジットカードは最大5枚まで
  • チャージカード(AMEX Platinum, AMEX Goldなど)はこの枚数に含まれない

90日ルール

  • 90日間に最大2枚まで承認される(ビジネスカードは1枚まで)

Lifetimeルール

  • 同一カードのサインアップボーナスは生涯で1回のみ
  • 過去に保有していた場合、再申請してもボーナスはもらえない

同一ファミリー内のカードは上位カードを持っていたことがあると下位カードのサインアップボーナスを受け取れない

具体的には、同一ファミリーカードとして、
AMEX Green<AMEX Gold<AMEX Platinumがあります。

先にAMEX Platinumを作成してしまうと、下位カードのAMEX Green、AMEX Goldのサインアップボーナスを受け取れなくなってしまいます。

基本的には下位カードから作成していくのがセオリーになります。

審査基準

  • スコア:670以上が目安
  • クレヒスが浅くても比較的通りやすい
  • 既存顧客はソフトプル(信用照会なし)で審査されることも

▶ 戦略:Amex Global Transfer制度を使えば、日本のAmex実績を米国に引き継げる

3. Citi(シティ)

8/65ルール

  • パーソナルカードは8日間に1枚、65日間に最大2枚まで申請可能

ボーナス制限

  • 同一カードのボーナスは過去48ヶ月以内に受け取っていると対象外

▶ 戦略:申請間隔を空けることが重要。Citi Premierなどは陸マイラーに人気

4. Capital One(キャピタルワン)

実質2枚制限

  • 個人カードは最大2枚までしか保有できない(例外あり)

申請間隔

  • 6ヶ月に1枚ペースが推奨。短期間に複数申請すると否決されやすい

▶ 戦略:最初の1枚はQuicksilverやVentureが人気。審査はやや厳しめ

5. Discover(ディスカバー)

最大2枚まで

  • Discoverカードは最大2枚までしか保有できない

申請間隔

  • 12ヶ月に1枚が目安。Securedカードから始めるのが定番

▶ 戦略:クレヒスゼロでも発行可能。学生・駐在員の初期カードとして優秀

6. Bank of America(バンカメ)

2/3/4ルール

  • 2ヶ月で最大2枚、12ヶ月で最大3枚、24ヶ月で最大4枚まで申請可能

▶ 戦略:Preferred Rewards加入でポイント倍率UP。審査は比較的柔軟

7. Wells Fargo(ウェルズ・ファーゴ)

1/6ルール

  • 6ヶ月に1枚まで申請可能。Chaseの5/24に似た制限あり

ボーナス制限

  • 同一カードのボーナスは48ヶ月に1回

▶ 戦略:Active CashやAutograph、BILT CARDが人気。審査はやや厳しめ

8. US Bank(USバンク)

5/12ルール

  • 12ヶ月で最大5枚まで申請可能

▶ 戦略:Altitude Reserveは旅行系で人気。クレヒスが浅いと通りにくい

駐在員・留学生向けTips

  • Chaseは最初の1枚としては難易度高め。Amexでスコアを育ててから申請するのが戦略的
  • 各社のルールを理解して、申請タイミングと順番を調整することが重要

まとめ:ルールを知れば、クレカ戦略はもっと自由になる

各社の申請ルールを理解することで、無駄な否決を避け、効率よくポイントやマイルを獲得できます。

特にChaseとAmexはルールが厳格なので、申請タイミングと順番を戦略的に組み立てることが重要です。

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アルマジロ夫婦
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海外生活をもっと快適に。アメリカ駐在員の目線で、渡米前の準備から渡米後の暮らしまで、得するクレカ戦略、英語学習のコツ、生活の不安を減らす工夫を実体験ベースで発信しています。これから渡米する方にも、すでに駐在中の方にも役立つ情報が満載です。
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