海外生活

アメリカの寝室事情と我が家のベッド選び|布団文化からの転換と子育て目線の工夫

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アメリカに引っ越してまず驚いたのが、寝室の文化の違いでした。
日本では畳やフローリングに布団を敷いて寝るのが一般的ですが、アメリカの一軒家では土足文化+カーペット敷きが基本。
この環境の中で、布団生活を続けるのは現実的ではないと感じ、我が家では寝具スタイルを大きく変えることになりました。

日本の布団文化からのギャップ

渡米前は布団生活が当たり前でした。
掃除も楽だし、部屋を広く使えるメリットもありました。
しかし、アメリカの寝室は基本的にカーペット敷き+土足仕様
靴を脱ぐ文化がないため、床に直接布団を敷くことに強い抵抗感がありました。

さらに、アメリカの住宅、特に寝室では畳やフローリングの部屋はほぼ存在しないため、布団を敷く場所自体が限られます。
日本から布団を持ち込むのも手間がかかるし、サイズも合わない。結果として、ベッド+マットレス生活への移行を決断しました。

未就学児がいる家庭のベッド選びの悩み

小さい子どもがいると、ベッド選びは慎重になります。
特に心配だったのが、ベッドからの転落事故
アメリカでは赤ちゃんの頃からベビーベッドで一人で寝る文化が根付いていますが、日本では添い寝する家庭も多いはず。

我が家では、子どもと一緒に寝るスタイルを続けたかったため、高さのあるベッドはNG
転落リスクを減らすために、ロータイプのベッド+ベッドレールの組み合わせを選びました。

我が家の結論:ロータイプベッド+IKEAマットレス+ベッドレール

最終的に選んだのは、以下の組み合わせです:

  • ロータイプのベッドフレーム(高さ5インチ)
  • IKEAのマットレス(返品交換可能)
  • ベッドレール(子どもの転落防止柵)
  • IKEAの防水シーツ(おねしょ対策)
  • ベビーモニター(見守り用)

高さ5インチの理由

この高さは、ルンバがギリギリ通れる絶妙な高さ。掃除の手間を減らしつつ、子どもが落ちても大きな怪我にならない安心感があります。ベッド下に収納を置くスペースはありませんが、清潔さと安全性を優先しました。

IKEAのマットレスを選んだ理由

IKEAでは、購入から90日以内なら返品・交換が可能
実際に寝室にセットしてみて、高さも確認できます。
「硬すぎる」「柔らかすぎる」と感じた場合でも、気軽に対応できるのが大きなメリットです。
アメリカのマットレスはサイズも種類も豊富ですが、IKEAは日本人にも馴染みやすく、価格も手頃でした。

IKEAの防水シーツ

マットレスでおねしょをされると洗濯できないので、防水シーツは必須。
アメリカは乾燥機文化なので、洗濯から乾燥まで自宅で完結できます。

ベッドレールの活用

「Bed Rail」で検索すると、子どもの転落防止用の柵が多数見つかります。
我が家では、ComfyBumpyというところの製品で、折りたたみ式で取り外し可能なタイプを選びました。寝返りの激しい時期でも安心して眠れる環境が整いました。

ComfyBumpy公式サイト

ベビーモニターの設置

ベビーモニターは日本でも使っていましたが、アメリカでは日本で使用していた製品の電圧が非対応だったので現地のものを購入しました。
Vtechというところの、5インチ画面HDタイプにしました。約$60と手ごろな価格でした。

VTECH公式サイト

アメリカの寝室文化の特徴

  • ベッドサイズが豊富(Twin, Full, Queen, King, California King)
  • ベッドメイクがインテリアの一部(クッションやベッドスカートを多用)
  • Comforter(掛け布団)+Flat Sheet(シーツ)で寝るスタイル
  • ベッド下収納よりも“見た目”重視の傾向
  • 子どもは早くから一人部屋で寝る文化

日本の「川の字で寝る」スタイルとは大きく異なり、個人の空間を尊重する文化が根付いています。
とはいえ、我が家のように日本式の安心感を取り入れながら、アメリカの住宅事情に合わせた寝室づくりも可能です。

まとめ:文化の違いを受け入れつつ、自分たちに合った寝室を作る

アメリカの寝室事情は、日本とは大きく異なります。
布団文化からベッド文化への移行は、最初は戸惑いもありましたが、安全性・清潔さ・利便性を考えた結果、我が家なりのベストなスタイルにたどり着きました。

小さい子どもがいる家庭でも、ロータイプのベッド+マットレス+ベッドレールという組み合わせなら、安心して眠れる環境が整います。
さらに、ルンバが通れる高さという実用性も兼ね備えた設計は、忙しい家庭にとっても大きなメリットです。

これからアメリカでの生活を始める方、寝室のスタイルに悩んでいる方には、ぜひ参考にしていただきたい実体験です。

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